衝撃

淡々とポスターつくりに時間を投資していたのだが、ふと手元にある「生物の適応戦略(サイエンス社)」という本を手に取ってパラ見してみた。
衝撃的であったのは、この本が筆者の博士号取得時とほぼ同時期に執筆されていたことである。当時にしては驚異的なレビュー数および広範な領域を、(理論)生物学のというくくりの中で縦横無尽に取り扱っている。
このような本を目の前にして、自身も同じような道をたどりたい衝動に激しく駆られる(その本を精読したい!という意味で)。
しかしながら、大切なことは過去と同じことを繰り返すのではなく、その結果を前提に自らのオリジナリティーを付加していくことである。
自分が明らかにしたい生物学的現象は何か?そのために必要なツールは何か?そのことを忘れないよう、常日頃自身の研究内容に集中し続けることならば、心がけ次第で可能だ。天才である必要はない。