分子進化の中立進化論40周年記念学術講演会

久しぶりに外部の講演会を拝聴。
http://sayer.lab.nig.ac.jp/~saitou/neutral40.html
客層の年齢層がものすごく高めなのが気になったが、とても勉強になった。
よく耳にする「Tajima's D」という指標の利便性や、思想的展開のハナシは特に記憶に残った。
面白かったのは、
「物理学帝国の法則偏重主義 V.S. 生物学共和国の歴史の記述」
という構図を考えることで、偶然の重要性を浮き彫りにしたところだ。
(あくまで一人の講演者の観点だが。。)
自分の個体ベースモデルなどでは、当たり前のように確率が入っており、いわば「Survival of the luckiestな個体の形質が引き継がれる」を満たしているが、そこ(統合説)に至るまでは、こんな歴史があったのだなと再認識させられた。