理論という命綱

暗い夜道を歩くのは怖い。道筋を照らす光や、生命を保証してくれる命綱がほしい。
でも、どんな凡夫でも一歩一歩手さぐりに進むことは、物理的には可能だ。
手を汚して泥まみれになることを恐れてはいけない。
一直線に道を照らしてくれるライトは、僕には重すぎて使えない。