研究環境について

箇所書きで羅列してみると

施設について

  1. 電気を極力節約:昼もコートを羽織るくらいでちょうど良く、夜になると一気に冷え込む。
  2. 紙に頼らない:印刷機やプリンターは10年近く前のものをギリギリ使っている。学生もポスドクも、基本的にはデスクトップ上で論文を読んだり作業したりしている。アジア出身者は印刷しまくる傾向が強い(ノートパソコンで作業していたら、目に悪いから大きいモニターに出力せよと言われた)。

研究室運営について

  1. 完全放任:まさにフリーダム。
  2. 学位取得までの道のりが長い(4−6年):AmNat級×3+TREEが平均
  3. 研究室内セミナー:一回だけ実施、しかもボスが自身の投稿前論文内容をみなに話して意見を求めただけ。
  4. 学科内セミナー:これは凄い!学外から呼んで週に3−4回は実施。理論系の講演者は必ずボスの部屋に訪れるので、同じ部屋にいる自分も挨拶可能*1。講演者の詳細は⇒http://www.eeb.utoronto.ca/seminars/archive。講演者の半分程度は「多種の共存はなぜ起こるのか」をテーマにし、中立説を否定したり肯定したりするかたちでストーリーを構成していた。

その他

みんな広く勉強している印象が強い。夜遅くまで残るのは遺伝子組み。共著者or謝辞に乗せる人以外とは、ほとんど交流しないポスドクもいる。発言しないと空気扱い。

トロントは今年数十年に一度の暖冬だそうで、大変快適。

*1:挨拶は難しい。何回Nice to meet you, といわれてme tooと返事してしまったことか