留学中における未来への投資

短期間といえども、留学をしていると周囲からは「せっかくなのだから色々な体験をしたほうが良い」という声を良く聞く。ここでしかできないこともっとしなければいけないのかなと(観光、異文化体験など)。が、末尾の記事を読んで、「ここでしかできない未来への投資」をしなければならないことを再認識させられた。研究者にとってそれは、人脈作りや自身の研究を広めることであると思う。
正直、何とか結果を出してこっちのボスに相手をしてもらいたい、という受身の甘え意識が強すぎた。研究室にこもっていても、誰とも研究交流できないことにようやく気がついた。「未来への投資」量を上げることについて、「持てる時間を全てボスとの共著論文に費やす」という戦略は、状況によっては必ずしも適切ではない。
残念ながら、こちらの研究室内はセミナー等が何もないために、積極的にドクター・ポスドク・他研究室のスタッフにメール打ってアポ取って、話を聞くor聞いてもらわなければならない。そのためには、相手の研究内容等もある程度知っておくべきだし、こちらも向こうの興味に合わせて話をフォーカスするべきだろう。その準備に時間をもっと使わなければいけない。なぜか、こっちは飲みやパーティーの時に研究の話にならない。明らかに、ハングリーさが求められている。
留学前に取り組んできたものを大切にしなければと強く感じている。

「一生懸命になれなかったメジャー時代を反省」――元ロッテ・小宮山悟投手

  • メジャー時代を深く反省

その意味で、メジャーリーグでの1年間をとても反省しています。どうして一生懸命できなかったのだろうと。本当に毎日ふざけて生活していました。わたしの中ではメジャーリーグでプレーできることが「ご褒美」になっていました。一生懸命頑張ろうという思いは心のどこかにあったのでしょうけど、それよりも神様がくれた最後のチャンスだから楽しまなければ損だという気持ちの方が強かったのです。ハングリーさが欠けていました。
文化の違いや食べ物なども全然苦になりませんでした。日本にいるときは細かく食事メニューを決めていたのですが、米国ではまったくお構いなしで、まるで観光客気分でした。もう一度人生をやり直せるのであれば、あの時に戻りたいです。